GLO-BALL(グロー・ボール)は1998年、ロンドンに生まれのデザイナー ジャスパー・モリソンによって発表された、シンプルなフォルムながらも存在感と安定感を感じる照明です。「よい製品とは、短いスパンではなく、何年経っても使い続けれもらえるような、謙虚で静かな、そして暮らしの中で便利な道具である」という信念に基づき設計され、Achille Castiglioni （アッキーレ・カスティリオーニ）のARCO(アルコ)や、Michael Anastassiades(マイケル・アナスタシアデス)のIC Lightsと並んで大きく支持を集め、FLOS(フロス)社のブランドを世界に印象付けた名作照明です。

グローボールのガラスは、上下に少しつぶれたカタチをしています。この正円ではないグローブに光が灯ったとき、その大きな白い光の塊は、何とも言えない人間的な暖かさとやさしさで私たちを魅了します。

2001年、YAMAGIWAのショールームにおいて、ジャスパー・モリソン監修のもと、エキシビションが開催されました。その際、マジスやカッペリー、アレッシィ、ローゼンタール、FSBなどの作品と共に、多数のグローボールが華やかにウィンドウを飾りました。

　Jasper Morrison　ジャスパー・モリソン

1959年ロンドンに生まれ、ロンドンのキングストン工芸大学デザイン科を卒業した後、英国王立美術大学大学院を卒業。1986年、自身初のデザイン事務所「OfficeforDesign」をロンドンに設立。その後、パリ、東京の3つのデザイン事務所を擁する。手掛けるデザインは多方面にわたり、家具をはじめ、卓上食器類、キッチン用品、照明、電子機器のデザインをはじめ、公共スペースのデザインなど幅広くデザインを発表している。