Telefunken初のFETデザインによるスモールダイヤフラム・ソリッドステート・コンデンサー・マイクロフォン
単一指向/無指向/超単一指向の3つのカプセルを同梱

TELEFUNKEN Elektroakustik M60 FETは同社初となるノンチューブ・FETデザインのソリッドステート・コンデンサー・マイクロフォンで、1年半以上の開発と熟練のレコーディング・エンジニアによるテストを経て完成しました。TECアワード受賞歴を誇るスモール・ダイアフラム型チューブ・マイクロフォン”ELA M 260”と同様のTK6Xカプセル・システムをM60 FETは採用しています。

TELEFUNKEN Elektroakustik社が特許を持つユニークなサーキットを採用し並外れたトランジェント・レスポンスと高いSPL耐性を得て、クラシカルなFETマイクロフォンのリノベーションとして誕生したマイクがM60 FETです。入念に選び抜かれたパーツ類を金メッキが施された基盤に手作業で組み込むことで、20Hz ~ 50kHz +/-2dBにおさまるクリーンかつ正確なクラスA・ディスクリートアンプが製造されます。出力ステージにはUS製カスタムトランスを採用、限りなく低く抑えられた自己雑音レベルと歪み率（THD+N 0.0015%）を実現し、理想的なレコーディング・ツールとして登場しました。

ボディ（アンプ部）の塗装は耐久力に優れ剥げにくい薄塗りブラックの粉体塗装仕上げで、トラディショナルなTELEFUNKENバッジを施しています。キャノン・コネクター部はモデル名とシリアル・ナンバーが刻印されたマット・ニッケル仕上げで組み込まれ、カプセル部はゴールドメッシュとブライト・ニッケル仕様です。

M60 FET Master Stereo Setには2本のM60 FETアンプと±1dBに誤差を抑えたマッチドペア・カプセル【TK60(単一指向性)、TK61(無指向性)、TK62(超単一指向性)】が付属します。

【各カプセルの特徴】
TK60：周波数特性は150Hzから7kHzにわたりフラットで8kHzにスムースで歯切れの良いピークを持ちます。オーバーヘッドやハイハット、ライドなどのドラム・マイキングの他にもピアノ、ギターなどアコースティック楽器に最適です。

TK61：直径15mm/厚さ6ミクロンの無指向性カプセル。楽器のアンビエンスや空気感、あるいはルーム、ホール全体の集音に最適な開放的で余裕のあるサウンドです。20Hzから5kHzはフラットな特性で、TK60同様に8kHzに滑らかで歯切れ良いピークを持ちます。

TK62：狭角に絞ったポーラー・パターンの超単一指向性カプセル。ライブ・ステージ、レコーディング・ルームなど環境を問わずシンバルやパーカッションのステレオ・マイキングに多大な力を発揮します。150Hzから3kHzはフラット、6kHzに微かなディップを持ち8kHzにエアリーで鮮やかなピークがあります。